右分け、左分け
1週間ぶりです。よ一太です。
先週はほんと怒り放出大サービス回だったんですけど、今週1週間過ぎても怒りは消えません。そうそう消えませんよ。だってアレルギーなんだもん。
そんな怒りから離れるために今週1週間意識したのは、散歩と読書です。
散歩、今までちょっと勇気でなくて、というか慣れなくて外にそもそも出てなかったんですけど、30分程度ぼんやり外歩くだけでもかなり汗かいたり、活動量が増えたりするのがわかって、さっそく効果を実感しております。散歩についてはまた書こうかな。
そして読書として今週集中的に読んでたのは、2009年出版された池谷裕二「単純な脳、複雑な『私』」です。
この本では高校生相手に行われた計4つの講義の内容をまとめた本になります。
まだ途中なんですが、主な内容としては脳の作りや、それに伴った人間の行動について具体的に図版を用いたり、高校生に実践してもらったりなどして説明している様子が書かれていました。
脳の話は私大好きで、中学生のときに将来研究するなら脳科学の方か、マンガの方に進みたいと決めていました。無事マンガの方に行けました。
そんな脳について中心に語られている本なんですが、とくに印象に残った部分とそのときに発見した内容を共にお伝えできればなぁと思っております。
本書45ページ、第一章にて図を用いながら左脳と右脳、それぞれの役割について説明している描写があります。
図というのは、「男性と女性の顔を非対称に組み合わせた合成写真」(p.45)です。
2枚の写真が並べられているのですが、一つは左側が男性・右側が女性になっており、もう一つはその反対、左側が女性・右側に男性の顔をくっつけて合成したものになっています。
この二つの図をパッと並べられて「さぁ、どっちが男性で、どっちが女性だ?!」と訊かれたときに、私たちはぼんやり、「そんなんこっちが男で、こっちが女やろ」と答えることができるそうなんです。
その特徴というのは、「左側が男性・右側が女性」の図を「男性の顔」だと感じ、「左側が女性・右側が男性」の図を「女性の顔」と感じることができます。
ちょっと図がないのが良くないですが、気になった方はぜひ本書お確かめください。面白いので。
このことから言えることとして、講義の先生兼本書の作者、池谷裕二さんは
それは脳が左右対称じゃないからなんです。(p.46)
と述べています。
左脳・右脳ではそれぞれ機能が異なっており、左脳には「言語野」、右脳には「イメージ」「映像」をつかさどる傾向が強いとのこと。
そして、脳が支配する体側は左右交差することが影響して、左側の視野で見たものが交差して右脳に届くため、「左側」の視野を中心に私たちは判断している、と説明されていました。
そのため、さきほどの図では「左側が男性」の図を「男性」だと強く判断し、「左側が女性」の図を「女性」だと強く判断することに繋がるそうです。
不思議ですよね。でも証明されてるそうなので、というかそう感じ取ることができるんだからそうなんでしょうね。
なので、私たちは鏡を使って化粧や準備をするときに、どうしても鏡に映った自分の左側を意識してしまう。つまり、相手から見て右側ばっかりを意識して整えていることになってしまうんです。
このことを踏まえて、池谷さんは
はい、そういうわけで、鏡を使って化粧をしたり、髪型を整えたり、ひげを剃ったり、ネクタイをしたりするときは要注意ですよ。明日から反対側に気合を入れましょうね(笑)。(p.49)
とオチをつけています。
そうなんですよね…。対面した人の左側、つまりその人にとっては右側を注視してしまってそこで判断してしまう…。だから気をつけるのは自分の右側ってことか……と納得しました。
そこで終わったらよかったんですが、ふと。
ふと、
ふと、「…あれ、推しって髪の分け目どっちにしてる??」
気になる~~~~~~~~~!!!!!!
そうなんすよ!!だって自分の推しアイドルグループなんすもん!!そんなんめちゃくちゃ、いやメイクさんらがめちゃくちゃ気にしてやってるに違いない!てかそういう教育が引き継がれてそうな気がする!!!
てなわけで、すぐさま確認しました。
ちなみに私の推しはV6、そして先週14日にアルバムを発売した20th Century、その中でも長野博さんが好きです。どうぞよろしくお願いします。
ハマったきっかけについてはどうぞ、記念すべき一発目の記事をご覧ください ↓
「あった6人確認できるやつ!」
「……。」
「あっ」
「えげつ」
皆、前髪右分けにしてました。
そんなことある??
マジで、脳で判断するレベルから意識しとるやん。
えっ知ってた??博、知ってた??あなたかなり前から前髪右分けで変えてないけど、知っとった??その効果。
知っとったんかな‥‥。いや知らんでも、メイクさんらがそういう知ってたプロ集団なんやろな…。
こんな感じでしみじみ実感することができたので、こういう新しい知識を得ることができる本はいいですよね。
以上、よ一太でした。また来週。